代々木ではたらく

これからの働き方を考える

TVには優しくいて欲しい、

こんにちわ、よしけです。今日は穏やかな天気でしたね。日差しと少しの風が部屋を通り過ぎて、初夏の気持ち良さを感じさせてくれました。この時期は、こういう日が毎日続けばいいのになーと、毎年思っています。東京都のコロナウイルス感染者数は9日連続で100人を下回り、一旦の収束の兆しが見え始めています。マスクやトイレットペーパーも街に出回り始め、残数をそれほど気にしなくても生活ができるようになりつつあります。このまま10万円もアベマスクも届かないまま第一波は終わっていくのでしょうか。しかしながらコロナ一過の影響は凄まじく、鳥貴族は4月実績が96.2%減。トヨタは営業利益前期比79.5%減を予想しているとのことです。果たしてこれは自粛にみあう対価なんでしょうかね。逆に、僕の経済状況といえばそれを裏返すような結果になっています。個人消費がめちゃくちゃ落ちたわけですから当然なのですが。全くお金を使わない生活のおかげで、お金の減るペースが遅くなっています。本当は頻繁に飲みに行かなくてもいいし、新しいものを買わなくても、楽しさを消費しまくらなくてもよかったんです。コンパクトな暮らしでもまったく不幸ではないしストレスフルでもありません。むしろ考えがスッキリしたような気さえします。たくさんのことを気にしたりする必要がなくなったからかもしれませんね。

 

家にこもる生活になって、いつもより頻度が上がったこととして、多くの人が「TVを見る時間が増えた」そうですね。僕も少しそうかもしれません。家にいて外のことが気になればTVをつけちゃいますしね。無音だと寂しかったりしますし、何かやっている横で適度なノイズを発してくれるTVはこの状況で少し見直されているのかもしれません。再放送とか、リモート状態の収録が多く、今の世界がそのまま表現されているのもある意味新鮮です。(制作にラグがあるCMは、いまだ3密描写があり強烈な違和感を発していますね。うわ、こんな時代もあったんだなーって。すでにちょっと懐かしいおもいです。)今のTVはyoutubeの映像(動画)の作り方の作法が取り入れられはじめていて、時間に対する情報の密度が上がってきていると感じています。テロップの出し方とか、カットのつなぎ方、画面上のレイアウトなど個人のyoutuberが確立していった動画の作り方、演出の方法が見られ、従来のTVから得られる情報量とは次元の違うスピード感で情報が発信されている番組が出てきました。TVには安らぎとまったりタイムを期待している僕にとってはちょっと疲れてしまう情報量です。TVにはその密度感は求めてなかったりします。

 

TV番組の時間単位って1時間とか短くても30分です。その中でオープニングがあり、前振りがあり、メインの内容があり、まとめがあり、エンディングがある。そういう一連の流れがあります。youtubeは10分くらいが1つの単位になっている動画が多く、その中に前述の一連の流れが凝縮されています。極端にいえばこのyoutube10分とTVの60分が同じくらいの情報量で作られていたと感じています(例外はあります)。いかに今までのTVが優しく作られていたのか、いかに内容が引き延ばされていたかという話でもあるのですが、それがTVを見るシチュエーションにとってほどよい情報量だったよなーと思っています。TVでtoutube並みの情報量を流されると本当に疲れてしまうのです。何かをやりながら流し見できない。常に緊張した状態で、早い展開についていく必要があります。これ、スマホネイティブの若いこたちは普通なんですかね。僕、おじさんになってしまったんでしょうか。TVは優しいくらいがちょうどよいです。