代々木ではたらく

これからの働き方を考える

新勢力側で戦う、

今やってる仕事は自分に合っているのか?

好きなことは仕事になるのか?

社会人3年目あたりから、じわじわ思い始める。そこに忍び寄る天使と悪魔。そして、第三勢力!

 

「好きなことで生きていく」というフレーズとともに、なんだか楽しそうに生きている人が紹介されている。偶然なのかそういう時代の流れなのか分からないけど、会社や組織が合わないなら辞めちゃえばいいじゃん。フリーや無職でも全然OK生きていけるよ。なんていう話も聞こえる。僕も一応好きなことやればいい派だ。親や環境の影響だと思う。そういう考えの家庭で、やりたいようにやらせてくれた。

そういう声が大きくなると必ず、「無責任なこと言うな」という人が出てくる。好きなことをやれる人なんて一握りだ、だまされてはいけない、と。そもそも人がお勧めしてくれたことを実行して失敗したら、その人に責任をとってもらおうとしていたのか?と思うけど、そこはつっこんではいけないのだろうか。さらには会社に在籍しつつ週末でまず行動しろ、いいところを取れ。という第三勢力が現れ、三つ巴の論争になっている。働き方戦国時代よのう。

 

今日は「好きなことやれ」「無責任なこと言うな」「いいとこ取れ」答え無い系のネタを分解しながら考えてみたい。日曜夜のだらだらしたい時間に迷惑千万、今夜もよろしくお願いします。

 

好きなことやれ派

これを言う人たちは基本的にすでに勝者となった人たちだろう。自分自身が好きなことをやっている。当然責任なんて取らない、結果だけを見ていく猛者たちだ。実際のところこのタイプの人口は少ない。

無責任やめろ派

これを言う人たちは一度チャレンジして敗れ、邦に帰ったか、なんらかの事情で挑戦できない人たちだ。自分では行動しない。若者を無駄に擁護したりおせっかいを焼くのが好きな保護者か先生タイプだろう。ツッコミとしては整合性がとれている。一番まともな意見であることは間違いない。

いいとこを取れ派

前者2派の中間に割って入るように出現した派閥だ。しかし、これも基本的には勝者が言っているケースが多いだろう。会社辞めなくていい、まず週末からやってみよう。なんてマイルドなことをいいつつ、いいとことれ、うまいことやれ、と、明らかに責任とりませんみたいな態度なので、優しそうに見えて実は一番冷静な軍勢かもしれない。

 

上記三名の武将だったら誰の軍勢につきたいだろうか。並べてみると、どれにもつきたくねーな、というのが正直なところだ。しかしどれが一番生産的で前向きか、どちらが新勢力か?という視点から見れば、「好きなことやれ派」かなと思う。既に一定の成果を上げている人たちからの意見は参考になることが多い。「いいところを取れ派」も部分的にはいい。トリッキーな知恵をたくさん出してくれる。

今までの日本の内乱の歴史を振り返ると、旧勢力は時代に取り残され、常に新勢力側が勝ってきた。新しい考え方、新勢力側に付き戦えば、勝てる確率は上がるだろう。しかしもし自分が行動を起こしても、当然ながら責任なんて取ってくれるわけない。そういう人たちの発言ということは承知しておいた方がいい。 

誰に聞いても答えのでない問題ではあるが、結局は自分で判断できる力をつけないと、どの軍勢にいても厳しい戦いになることは間違いない。