代々木ではたらく

これからの働き方を考える

夢を紙に書くと、

 

「夢を紙に書くと叶う」という件について。

 

なかなかオカルトというか精神論というか、よくわからない何かの力がなんとなくあって、それが謎のパワーを与えてくれる。みたいなとてもぼやっとした話のように聞こえる。僕も何度か耳にしたことがあり、「ああなんとなく明確にすればいいってことね」という感じで流していた。最近またその話を聞いたこともあり、なぜそうなるのか考えてみたい。本当なのか?

 

なぜ夢は夢のままなのか

夢が叶わない理由はいくつかある。

1)夢に向かって動いていない

夢があっても、それほど重要視していない場合だ。なんとなくこうだったらいいなくらいの思考で、それに向かって何か行動しているわけではない。これでは一向に夢に近づけない。夢がないというタイプもこれだろう。漠然とした毎日を繰り返している。気がつくと10年くらい経っている。

2)物理的に不可能

例えば「不死身になりたい」とか「世界征服」とか、小学生が考えそうな事をそのまま夢にしてしまっている。夢のボリュームが壮大すぎて、何から手を付けていいか全く分からない。範囲が広く逆に何でもそれに繋がっている道に見えてしまう。生きていればなんか不死身っぽいよね。みたいな。

3)夢は夢のままがいい

ドMっぽい考え方だ。幸せになりたいなと思いつつ、幸せになるととても不安になるタイプだ。簡単に儲かる方法や、効率的に物事を進められる方法があるのに、あえてそれを使わない、謎の人種だ。夢は夢であるがゆえに尊いのだ!みたいな。勝手にしやがれ!。

 

紙に書くと

1)2)3)に共通していることは、何だろうか?頭の中にしかないということなのかもしれない。ぼやっとしてて形がない。文章や言葉にすらなっていないもやっとした気分みたいな感じだろうか。

それを紙に書いてみる。紙に書くということは、白い紙にペンで文字として記していく。思考が体積を持ち、具体的な物体としてそこに登場することになる。今まで頭の中にあったこと、漠然とふわふわしていたものが目に見えるものとして現れる。思い浮かべる処理を紙に任せるのだ。目に見えてしまうと、頭の方ではその続きを考え始める、勝手に。「じゃぁどうする?」っていう具合に。「ハワイに行く」→「どうやって?」みたいな感じで。それも紙に書いてしまう。1つとっかかりが決まると、どんどん続きを書きたくなっていく。「いついく?」「だれと?」・・足りないものを埋めるように。前の文に答えるように連想ゲームのようにつなげて書いて行く。次を書かないと気持ちがわるくなってくる。まだまだ不完全だぞ。という具合に。ひとまず思考を脳から外にだしてしまおう。

 

とりあえず書いたら、もう考える必要がない。書いてあることをただただ実行していくだけだ。だまされたと思って、1行だけ書いてみそ。