代々木ではたらく

これからの働き方を考える

結婚式で乾杯を歌った話、

こんにちは、よしけです。久しぶりのブログを書いていきたいと思います。前回はもう1ヶ月くらい前でしょうか。(いやもっと前。この記事を書きかけてまた1ヶ月くらい放置しましたので。)どれくらいたったのかもよくわかりません。ブログを書かない期間もいろいろなことがあり、いつブログを更新してやろうかといつも考えているのですが、まぁ、書きたくなったら書けばいいですね。独り言日記ブログですからね。せいぜい好きにします。季節は秋真っ盛りで、都内も朝晩はもう結構寒いですね。秋というのは僕は大好きな季節です。本当いいですよね。夏が終わってちょっとテンションも落ち着きます。台風もない、花粉症もない、寒くない、暑くない。季節の起伏の激しい日本のなかでもわりと穏やかに暮らせる季節であります。そして何と言ってもご飯が美味しいですよね。ご飯がおいしいだけでも最高なのにね、いろいろ遊ぶのも最高、仕事やるのも最高。秋最高ですね。楽しみましょう。

 

先日、友達の結婚パーティがありました。僕、結婚式の類が心底苦手なんですよね。幸せでおめでたいイベントに苦手って言ってしまって本当に申し訳ないのですが、、。1年に50日くらいしかない大事な大事な日曜日の1日を使って、1年に1回くらいしか着ないスーツを引っ張り出して、ズボンが入らなくて、ぎゅうぎゅう肉を詰めて、ご祝儀はいくらなの?とか、封筒探して、ピン札下ろして、何か現場の手伝いが発生したりして、そのために事前に準備をして、、それで眠れなくて、とかさーーーーーー。マジで。どんだけ人の時間を奪いやがるんでしょうか?この幸せなイベントは。僕の時給いくらか知ってますか???。知ったらそんなこと頼めないよ。って思っちゃうんですよ。その人が嫌いとかじゃ全然ないですよ。祝いたい気持ちは本当にあります。でもね。この世で一番大切なのは時間です。時間がなぜ大切なのかって言えば、みなさんご存知のとおり「命」そのものだからですよね。だれかのために時間を使うっていうのは現物の「命」を差し出すっていうことです。それくらい重大なことなのです。

 

で、こともあろうに、この幸せなイベントで僕は「乾杯の挨拶」というやつを発注されてしまいました。あー終わった。乾杯の挨拶というやつは面白おかしく盛り上げないといけないし、つまらない話はもちろん、かっこつけた話もNG、長く話したらスパークリングがただのぬるいワインになるし、もう最悪です。スピーチなんてものは全くやったことがなく、作文も大の苦手。文章考えて、練習して、睡眠時間削って、どれだけ命を削ることになるのでしょうね。当日も緊張のあまり楽しめない。あー終わった。だからやなんですよ。これだから。で、いろいろ考えた挙句、長渕剛の乾杯をアカペラで歌うことにいたしました。おいおいそれ一番やばいやつやん???練習時間かかるし、ハズいし、スベるし、サムいし、キモい。

 

でも、まぁ、頼まれたからにはやるしかない。それしかないんすよ。頼まれて、おう!やるで!って言ってしまったら最高のクオリティを出すしかない。恥を晒しまくって、「コイツ終わったわ」って思われなければ失敗です。というか、それが狙いであり成功です。何かやろうとした時に「成功」か「失敗」かが発生する状態にしてはいけない。「成功」か「成功」の2択になるように仕掛けなければいけません。どう転んでも「成功」させる。そこまでもっていって初めてやる意味がでてきます。今回は長渕を歌えば「うまい歌声を聞かせて成功」か「下手くそな歌声でインパクト(思い出)を残して成功」かその2択に持っていきます。だから、全力で大声で歌うしかない。最低限耳に入る、耳に残る歌声をつくって現場に持っていかなければならない。

 

まず、youtubeで結婚式で「乾杯」を歌ってる人を検索しました。一番理想的な人を発見しました(笑)これをやるぞと。

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そして、練習しました。仕事の合間に新宿西口の大ガード付近のヒトカラに毎日2時間2週間こもりました。(カラオケ15年ぶりです)毎日2時間ぶっ通しで長渕。毎日2時間ぶっ通しで乾杯。2時間で14日ということは24時間長渕を歌ったわけです。あれ多分5分くらいだから、288回くらいですかね。82点から始まり、最終的には95点までだせるようになりました。でもね、これやはり機械的に音程変化させて取れた数字なんですよねー。気持ちを全くこめないでロボットみたいに歌ったら取れました。普通に歌うと92点くらいがいいところでした。残念。

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で、本番で、やはり乾杯の挨拶で僕の名前が呼ばれてしまいました。あー、、こんなの嘘だったらいいのにと思いながら前にでて、長渕。乾杯を歌いました。やはり本番では緊張しまくり、硬くなり、グラスを持つ手が震え。完全燃焼とまでは行きませんでしたが、それなりに任務を全うできたのでした。

 

20時間、ガチで練習すればなんとかなるもんすな。と、心と体にがっつり刻むことができました。この認識を叩き込むことができたのが一番の収穫となりました。やればできる!そういうもんや!。

 

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でさ、結婚式、終わってみたらめっちゃいい会でさ。(冒頭で散々ディスってたけど)小学校のときの友達とか、お世話になった先生とか、今一緒に働いている人とか、自分をつくってくれている人たち、支えてくれている人たちがたくさん来て、コミュニケーションとって。久しぶりだね、どうしてた?とかさ。ここでしかできない話をたくさんしているのをみてさ。ほんとやるべきことはこれだって思った。俺、仕事ばかりやってる場合じゃねぇ!身の回りの人を幸せにしないでいて、どうやって世界の人を幸せにできるんだよ!って思いました。近くが見えないで遠くなんて見えない。近所まで歩けなくて、遠くになんて走れるわけがないのよなぁ。