代々木ではたらく

これからの働き方を考える

失敗実験場をつくろう、

今いる場所を失いたくない、失敗できない。

ちょっとビビっている話。

 

東京は今日も雨降り。雨の一週間を締めくくるように台風も近づいてきている。みなさんもお気をつけて。明日はカラっと秋晴れになってほしいものだ。そろそろ太陽の光にあたりたい。台風の夜、今夜もお付き合い下さい。

 

冒険しないと詰む

今の仕事をしてどれくらい経っているだろうか?僕は今の仕事をし始めて10年以上たっている。ベテランという状態ではないものの、もはや若手でもない。長年同じ仕事をしていると自動的に責任も増え、作業の難易度も上がってくる。受注金額も大きいものになってくる。経験値は多少あるものの、1つ1つの仕事に同じものはなく、毎度模索しながら進行している。絶対に失敗するわけにいかない仕事ばかりになってきている。これは結構なストレスがかかる。無意識のうちに失敗をさけ、新しいことを取り入れたり、試したり、そんな冒険に出なくなってしまう。これではだんだん尻つぼみになっていく。失敗もなければ発展も無い。いつか全く前に進めなくなってしまう。

 

実験場を作ろう

本業やメインの活動で失敗できないなら、別の場所に実験場をつくってはどうだろうか?試しにやってみる場所だ。新しい場所で、まっさらな状態ではじめる。ここでは失敗しても何も失うことはない。ネット上なら匿名性もある。チキンでもいい。だれにもバカにされることはない。実験をはじめるにはもってこいの場所だ。もちろんリアルな場でももいい。普段と違うコミュニティに参加してみる。最初はみんな初心者、うまく行かない前提の場所。今までの人間関係のしがらみもない。飾る必要もかっこつける必要もない。今までの自分でいなくていいのだ。ゲームのアカウントをもうひとつ作るような感覚で、1からまたすべて始めてみよう。とてもすっきりした気持ちで偏向なくものごとに向かえる。

 

新しいことを始めるといいことがたくさんある。ソーシャルゲームなどでも同じように、今なら○○プレゼントみたいなエントリーボーナスがある。

 

一番成長するタイミング

まず、始めたては成長率が高い。初めてふれることの連続で、知らないことだらけ、何も考えずどんどん吸収していける。 アメコミヒーローの映画だってそう。一般人からヒーローに変身する1本目が一番成長する。シリーズを重ねるごとに成長するための難易度は上がる。その最初の成長箇所をいただいていくのだ。そこだけ享受してまた別の実験を始めればとても効率的に成長成分を得られるかもしれない。意図的にリセットし、新しい世界でイチから学んでいく。

 

だれも知らない強さ

新しい世界に飛び込めば、今までのしがらみを引き継ぐ必要がない。誰も自分のことなど知らないのだ。それに、初心者には誰も見向きもしない。失敗し放題なのだ。実験しまくって失敗しまくっても誰も文句言わない。そもそも自分の評価も0なのだから、それ以下になりようが無い。ある意味無敵状態。そして、失敗データ取得し放題だ。失敗データというのはとても貴重で、先に述べたように、もう失敗できない人たちはなかなか手に入れることができない。今現在、初心者として君臨した自分から見た、ライブ感のある失敗データを無限に取得できるのはかなりの美味しさではないだろうか。初期段階で失敗データを積みまくっておけば確実に生きてくるし、それを誰かに教えることもできる。

 

僕のTwitterとブログ

今、僕のTwitterにはリアルの知り合いはいない(はず笑)。そしてこのブログも含めて実験場というわけだ。一応公開はさせてもらっているが、僕個人の自分勝手な意見をただただめぐらせている。ブログの方はコメントも受け付けていない。わがままで、勝手なものだ。いろいろ考えを巡らせて、失敗を残して、たまには成功も残して、いいものは発展させていこうと思う。失敗できない本業や、メインの活動の他に、こういう失敗できる場所を持っておくといいと思う。全て成功はあり得ないのだし、実験を重ねることでよりよくしていけることが山ほど見つかる。