代々木ではたらく

これからの働き方を考える

高橋まつりさんのことを忘れない、

NHK 31歳女性記者の過労死を公表 | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171004/k10011167901000.html

 

NHKの記者が2014年に亡くなり、過労死と認定されていたことが分かった。とてもとても悲しい。人を幸せにすることが目的の仕事で、命を落としてしまうなんて。二度と過労死する人を出してはいけない。なんどもそう誓ってきたはずなのに。

 

メディア関連はやはり過酷だ。僕もこの畑で戦っているのでよくわかる。ただ、報道される事例はほんの一部で、有名企業で起こる事件だから取り上げられている節がある。弊社にも長時間働いている人がいる。僕もその一人なのだけど。でも僕は経営側なので、正直なところいくら働いても疲れるだけでストレスは無い。それが過労を鈍らせている。僕自身が早く帰らないと、社員は早く帰りたくても帰りずらい環境をつくってしまっている。長時間労働というのは完全に上司やマネジメント側の責任だ。100%そう。定時になったら散歩に出ようとおもう。

少し前、僕は「疲れは消えるけど、自分がつくったものは残る」などと思ってガンガン仕事をしていた。でもこれは完全な間違いで、「疲れは残るけど、自分がつくったものは消える」なのだ。疲れはとれたと思っても、実は体に蓄積しいつか爆発する。自分がつくったものは消費され、時代の激流の中に飲み込まれ消えて行く。命よりも大事な仕事などありえない。

 

このブログは電通の高橋まつりさんのことを忘れないためにつくった。どうやったら仕事とうまくつきあるか、ストレスなく、つらくならずに乗り越えられるか。きちんと自分の時間をつくりながら、休憩しながら仕事をつづけられるか。そういうことをみんなと考えて行くためのブログだ。たくさんの人と、仕事をうまくやる方法を共有したい。仕事でつらい思いをする人を1人でも減らしたい。

仕事はつらいものじゃない。つらい仕事があってはならない。他の人を幸せにするのが仕事で、自分を幸せにするのが仕事だ。そのために僕は会社をつくって仕事をしている。たくさんの幸せをつくれる会社にしていきたい。そのためにはまず働く人が幸せになって欲しい。そのために僕は命を使う。

 

今日は弊社のみんなをとにかく早く帰した。

頼むから帰って早く休んで欲しい。