代々木ではたらく

これからの働き方を考える

イケメンに投資しよう、

イケメン税という話がたまに話題に上がりますね。イケメンは得しているから税金をかけろ!というやつです。僕は概ね賛成ですね。イケメンはやっぱり得です。存在するだけだけで印象がいい。この人は何かやってくれそうだと感じます。信頼を得やすい。でも、その裏には並々ならぬ努力があったりします。その反対に、他人に不快な思いをさせる人はとても損していると思います。「なんか嫌だ」みたいな漠然としたことで判断されてしまいます。それはイケメンかどうかの問題ではなく、なんか暗いとか、喋り方がきついとか、そういう要素がとても大きいです。顔の良し悪し関係なく、他人を不快にさせないように振舞い、気遣うことはできます。

 

先日、他人に不快な思いをさせてしまう人は、損しているなと思うような出来事がありました。あまり具体的にはできないのですが。言葉の選び方にちょっと癖がある人でで、失礼な表現を使ってしまうタイプの人でした。本人は全く気が付いていないと思いますし、悪気がある訳ではないと思います。だけど、僕にはそれがとても引っかかり、良い返事をすることができませんでした。気遣いができない人と一緒に仕事をしたいとは思えなかったからです。自分のスキル以外のことで「一緒に仕事したくない」と思われてしまうのはとても損ですよね。本当はすごく仕事ができる人なのかもしれないのに。(まぁ、そういう人は得てして仕事できないですが。)

 

人は、自分のことは誰よりも自分が分かっていると思いがちです。自分が何をやっているか、自分の行動にどんな意味があるのか。自分でコントロールしている(本当は違うのですが)のですから分かっていると錯覚しています。でも、他人の誰よりも自分のことを分かっていないように思います。

1日の中で鏡を見るタイミングっておそらく数分くらいでしょう。でも、他人(同僚など)はそれよりも多くの時間対面していると思います。学校の友達や、会社の同僚、家族、など、自分よりもずーっと長く顔を見ているはずです。さらに他人は後ろ姿を見ることもできます。文字通り360度から見られる。写真に撮ってもらったりしないかぎり、自分からは見えない姿です。

さらに、他人は自分と対面するだけでなく、会話をします。誰も自分自身と対面して話し合ったことはないでしょう。他人はそれをやっています。「今日はなんか機嫌が悪そうだな」「いつもと顔色が違うな」とか、自分は普段通りだと思っていることも、敏感に感じ取っています。僕もよく電話口で「今日もしかして忙しい?」って聞かれたりして驚きます。声のトーンが本当に微妙に違っているのです。自分ではそれに気がつきません。

 

 

声が小さい人は本当の自分が見えていない可能性が高いです。

それは僕です。他人に声が届いているか分かっていません。どんなに小さい声でも、自分の耳には届きます。でも、相手に聞こえるように話すというのは、相手の立場になり、自分がどう見えているか、相手にどう聞こえるかを想像しないかぎり、届くボリュームで声を発する事ができません。僕はそれが想像できていません。それに加え、僕の声はノイズにかき消されやすく通りません。そのため、よく「今なんて言ったの?」って言われます。相手に届くボリュームを想像できないし、何回も同じことを言わされるのがとても嫌です。3回、4回目でやっと相手に伝わった時、僕はもう不機嫌になってしまいます。でも相手からしたらそれが初回の声なのです。不機嫌になる意味がわかりません。ここに温度差が生じてしまい、「なんでこの人は不機嫌なの?」って相手に思われてしまいます。相手から見た自分が想像できないために、不幸が生まれてしまいます。両者とも頭に「?」が灯り、この人なんなの?ってお互い思ってしまいます。

会話だけでなく、考え方や見た目、行動する上でも、同じような事が起こっています。相手が見ている自分と、自分が見ている自分が全く違うからです。

 

自分以外の全員が認識している自分と自分が認識している自分は違います。全世界76億人:1人で多数決の結果、自己認識している自分は負けます。本当の自分というのは、自分が全く知らない人間なのです。

 

イケメンに投資しよう。

今日はタイトルの回収が最後になってしまいました。ごめんなさい。人を不快にするだけで損してしまいまうのですが、逆に、イケメンは存在するだけで得します。それなのに、いまだ無税でのさばっています。こんな美味しい市場はありませんよね。仮想通貨はMAXで半分も税金がかかるのに、イケメンは無税放免状態です。これを逃す手はありません。イケメンの「得」の部分だけを抽出して運用すると何かすごい事が起こりそうです。なんとかなりませんかね。イケメンを紐で吊るして、女の子を走らせて発電するとかですかね。エネルギー資源への投資にあたりそうですね。