代々木ではたらく

これからの働き方を考える

プリンとスプーン、

どれくらいのサイズのプリンを、どれくらいのサイズのスプーンですくうか?

 

今日の東京はよく晴れたものの、とても風がつよい1日となった。夜には気温もさがってくるとのことだ、みなさんもあったかくお布団に収まってほしい。今週は会社メンバーとの面談週間となっている。1人1人ご飯を食べながらゆっくり会話している。

 

先日は代々木公園付近にある、MUJOというお店に行った。(Webサイトがない!)ちょうどこの日に開店したお店で、視察もかねてここに決めた。全国のおいしい食材を集めて、素材を生かした料理をだしてくれる。おそらく素材の入荷状況でメニューが変わるのだろう。楽しみだ。この日は蝦夷鹿と「情熱のろべると」というたまごを中心に頂いた。とても濃厚で1個たべれば数個分のたまごを食べたような気分になる。普通卵に比べ、「ビタミンA5倍、カルシウム・鉄分などのミネラル2倍」(コストに対するパフォーマンスがいいとはこのことだ)。TKGは絶品だった。たまごマニアの店員さんがとてもいい感じで、話はとても面白く勉強になった。開店したてで、オペレーションがぎこちないが、とても好感のもてるお店だった。また行ってみたい。

peraichi.com

 

プリンとスプーン

会社メンバーと面談し、1人ずつ今の状況やこれからの展望を聞いているとき、僕はプリンとスプーンを思い浮かべていた。「デザートはまだか?」ではない。どれくらいのサイズのプリンを目の前に、どれくらいのサイズのスプーンですくおうとしているのか?会社のメンバーそれぞれ、どれくらいの視野をもち、どれくらいの気持ちで仕事に当たっているのか?ということ。

プリンは、今見ている仕事や、見えている世界。どれくらいのサイズの世界を見て、目標としているのか?ということ。プッチン、バケツ、たらい、お風呂、湖、海、宇宙?。今の自分の手の届く範囲だけでなく、広い視野で、ときに客観視して自分を見られているだろうか?また、その手に持っているスプーンは適切だろうか?たらいサイズのプリンを前に、小さじで挑もうとしていないか?表面だけすくっただけで、満足していないか?自分を磨き、技術を学び、大きなスプーンで深くすくえるようになってほしい。

 

海や宇宙サイズのプリン

海や宇宙サイズのプリンを目の前に置いてしまう人がいる。手に持ったスプーンでどう立ち向かって行くのか?ちょっと大き過ぎて、どこから手を付けていいか分からなくなってしまう。それに目の前は処理できても、膨大な量を一人で抱え込むなどとてもできない。いろいろなこと、抱えきれないことを考えすぎてしまうと、どうしたらいいのか分からなくなってしまう。そこで立ち尽くし、前に進めなくなってしまう。

 

取捨選択

適切な視野を持ち、自分のペースで進んで行くためには、取捨選択しなければならない。やること、やらないことを決める。重要度の低いものにもれなく目を配り、対応していたのでは、重要なこともままならないだけでなく、全体的なクオリティが下がってしまう。全てを考えるわけにはいかないのだ。嫌いな人はいません、全員好きですというやつに本当の恋はできない。

 

他人のテーブルを見ても、自分のおなかはふくれない。昨日食べたプリンより、少しだけ大きく、昨日もったスプーンよりもう少し大きいものを。