代々木ではたらく

これからの働き方を考える

せかいいちおいしいスープ

せかいいちおいしいスープ。(マーシャ・ブラウン)


保育園、実家にもあり、小さい頃何度も読んでもらった本だ。ずっと記憶に残っていて、たまに思い出していた。また読んでみたくなり、アマゾンで買った。

3人の空腹な兵士が、村に立ち寄る。村人は兵士を嫌い、食べ物を隠し、宿泊もさせない。
兵士は知恵を絞り、「なにもないので石からスープをつくります」と宣言、興味を持った村人に「もし人参があったらもっとうまい」「玉ねぎがあったら、、キャベツがあったら、、肉があったら、、」と村人たちが隠していた食材を次々引き出していく。
最後は村人たちみんなでスープパーティを楽しむ。

出来上がったスープはとても美味しそうで、子どもの頃の自分のはその味が口の中に広がったような幸福感があった。

大人が読めば、詐欺師の兵士が文字通りうまい話で村人をだまし、空腹を満たした話にも見える。

しかし、今感じることは、
魔法みたいな画期的な技術で人を集め、バラバラになっていた既存材料を組み合わせて、素晴らしい製品をつくり、たくさんの人を幸せにする、イノベーターの話にも見えるだろう。

誰を幸せにするのか、まずそこから考えることが大切だ。