代々木ではたらく

これからの働き方を考える

インスタの乱、

インスタ映えの乱が発生している。

インスタグラムという写真投稿サイトで人気を集めるべく、いい写真を求めて右往左往している人たちだ。

見た目のよい食事や、景色、体験などを映画のような色味で魅力的に共有する。格好のよい写真を貼ることができれば人気を得てインスタ大名として君臨できる。

モノからコトに興味が移っていく中で、インスタの乱は見事にマッチしているように思える。

ただ、まってほしい。
戦争で本当に儲かるのは誰なのか?
武器商人ではないだろうか。
アイス屋のオヤジだ。

インスタの乱の参加者は、自分のリソースを投入して支持を増やしていく。ハートマークの数字が増えていく。
これは大名レベルを上げた気になっているだけで、実のところその源泉は武器商人からの微々たる還元にすぎない。それも、多くの参加者にとって何の意味も成さない。何か換金したり、そこから次の財を産める大名が何人いるのか?
虎の威を借る狐のごとく、大量ハートマークの前で全裸仁王立ちしているだけだ。


僕は大学生の頃、ヘリコプターに乗った時、ずーっと動画を撮影していた。街並みや、広大な世界をモニター越しでみていたのだ。
帰宅してとても後悔した。
なんで自分の目で外を見なかったんだ!と。これではTVの前に座っていたのと同じじゃないか!

モノからコトの時代になり、体験までも使い捨てられてしまうようになった。インスタ大名たちよ、ハートマークのために行動するのではなく、自分の中にしっかりじっくりと体験を染み込ませてほしい。
その方が、後でとてもいいことがあります。本当です。