代々木ではたらく

これからの働き方を考える

プレゼントガイドライン、

ちょっと俗物的な話題で恐縮だが、今日は失敗しにくいプレゼントのコツを書いてみたい。

 

今日の東京は風もなくよく晴れ、穏やかな1日だった。街にはクリスマスツリーがちらほら見えるようになってきた。ラジオでもクリスマスソングが流れ始めた。忘年会のお誘いもじわじわ入り始め、今年も楽しみな季節が始まろうとしていた。弊社では入り口に大きいリースを飾った。毎年飾っている赤一色のシンプルなリースだ。

 

季節の悩み

この季節になると、悩みの種が1つある。僕はこれで散々失敗してきた。クリスマスプレゼントだ。誰かにプレゼントを渡した後、「ちがったかも」と思い返すこと山のごとし。1人のプレゼントを渡すのに、何回も買い直したこともある。それでもしっくりこない。これ渡しても喜んでもらえるのか?と疑心暗鬼になる。頑張りすぎたり、逆にチープすぎたり、、プレゼントを上手に渡せたためしがない。

 

プレゼントって嬉しい?

逆に、自分は誰かにプレゼントをもらって心から喜んだことがあるだろうか?今欲しいもの、ばっちりくるものをもらったことがあるのだろうか?おそらく、ほとんどの場合そうとは言い切れない状況なのではないか?と思う。悲しいとか、ひどいとかそういう問題でなく、事実だけにフォーカスして考えてほしい。ないよね?多分。

 

プレゼントは成功しないから

そもそもプレゼントが成功すると思ってはいけないのかもしれない。相手が本当に欲しいものは分からないし、ばっちりくるものなんてない。欲しいものあったら自分で買ってるか、そうでなかったらそれほど欲しいと思っていない。え?今頃気づいたのって?やっぱプレゼントの成功は幻想なんだね、、

そういう場合の作戦は、どちらに転んでもいいものか、どこにも転ばないものにするのがいい。正解も不正解もないものにするのだ。そして、それを選ぶためのグループ分けを考えてみたい。

 

プレゼントガイドライン

僕が今思うプレゼントの決め方を、相手との心の距離感で分けてみた。距離別で分けたのは、距離とプレゼントのペアを間違えると大変なことになるからだ。僕はこれで失敗し続けてきた。長距離の人にすごい高いものをプレゼントしたり。逆に近しい人に、消えものをあげたり、、これを気をつけなければいけない。僕のプレゼントセンスの無さは当てにならないので、下記のガイドは、僕がもらう側としてちゃんと嬉しかったもののマッチングだ。

 

長距離(知り合いレベル):

食べ物、長期保存できて、小包装してあるもの

もらったときの負荷が限りなく0に近いものがいい。それは食べ物。クッキーとかチョコレートとか、そういうものがいい。食べれば消えてなくなるから。ケーキとかフルーツとかすぐに食べなくてはいけないものを避ける。小包装してあって、二次配布できるものだとさらにいい。相手に極力面倒をかけないようにする。

 

中距離(友達レベル):

高価な物でなくても普段買わないもの

単価は安いものでも、普段は買わないグレードのもの。これはプレゼントのコツとしては鉄板かもしれない。1個5000円のイチゴとかどうだろうか?(フルーツなど賞味期限があるものはあまり良くないが)高い靴下とか、高いスプーンとか。普段使うような日用品で、いくつあっても困らないが普段買えないグレードのもの。

 

短距離(家族恋人レベル):

会ってない時間を渡す

人が誰かに渡すことができるものの中で、一番価値があるものは時間だ。家族と過ごす時間、恋人と過ごす時間。相手のために自分の時間を使うということは、命を渡すということだ。同じ時間を過ごすことはとてつもなく大切なことだ。「会ってない時間を渡す」ということはそれ以上の価値があると思っている。

で、何をもらって嬉しかったかと言えば、写真集だ。その人と僕の思い出の写真を小さい本にしてくれたのだ。これは本当に嬉しかった。時間を、命をプレゼントしてもらった気がした。手紙や手づくりのものでもいいと思う。

 

プレゼントを選ぶとき、何をあげれば喜ぶか?何をあげたいか?を考えるのではなく、まず、その相手との距離感を先に考えるといい。距離感によって、プレゼントの意味が変わってくるからだ。その距離次第で、何で喜んでもらえるか、ある程度機械的に算出できる。その範囲の中で何にするかを選べば、大ケガをしないでプレゼント作戦が実行できるだろう。間違っても自分が欲しいものを相手にあげてはいけないのだ。

 

good luck