父親から言われたことで、とても強烈に残っていることがある。
「つまらないなら自分で面白くしろ」だ。
小学校の頃はよく言われていた気がする。
「つまらない」というのが口癖のように出ていて、
それに対する父親の返答だ。
僕の家にはTVゲームが無くて、友達はみんな持っているのに、
なんでウチにはないのか?なんて退屈な家なんだ!。
そういう日常に「つまらない」「つまらない」と言っていた。
自分で面白くするしかないという絶望感ばかり感じていた。
その反動なのか定かではないけど、工作の本が大好きで、たくさん持っていた。
ペットボトルとか、段ボールとか、トイレットペーパーの芯とかを集めて、
何かをつくることが大好きになっていた。いろいろつくった。
新聞紙で建物をつくり、蕎麦屋をやっている写真が今でも残っている。
麺も紙でつくってたっけな。
面白くなかったら、自分が面白くするしかないのだ。