シャープの中からの風景
「シャープ社員がブログに綴った3年間」というサブタイトルがついている。
シャープは変わらなければいけない、なぜ変わらないのか、
ということがずっと書いてある。
大きな会社の中で、無力さがひたすら伝わってくる。
優秀な社員がたくさんいるにもかかわらず、なぜダメになってしまったのか。
トップが何をやっていいか分からず、現実から逃げ続けた結果だと思う。
分かる問題だけに着手し、難題は100年単位で保留する。
ペーパーテストで合格点をキープすることに注力した結果だ。
ペーパーテストの合格点はある意味コモディティ化していて、
新しい価値を生み出すことは無い。
誰かがどうにかしてくれる。
漠然とみんなそう思っていたのかもしれない。
小さい会社だと、そう思った瞬間に終わりである。
持ちこたえる体力は無い。